ネットワークビジネス(MLM)とは?仕組みをやさしく解説

「ネットワークビジネス」とか「MLM」って、そもそも何なんですか?

ひとことで言うと「商品を使った人が、次の人に紹介して広がっていく販売の形」です。順番に見ていきましょう。
ネットワークビジネスとは
ネットワークビジネスは、MLM(マルチレベルマーケティング)とも呼ばれる販売の方法です。会社の商品を使った会員が、知人などに商品を紹介し、紹介された人がさらに次の人に紹介する――という形で、会員のつながり(ネットワーク)が広がっていきます。
日本の法律では「連鎖販売取引」と呼ばれ、特定商取引法という法律でルールが決められています。
商品が届く流れ
一般的なお店の販売と比べると、違いがわかりやすくなります。
| 項目 | 一般的な小売 | ネットワークビジネス |
|---|---|---|
| 商品の広め方 | 広告・店頭 | 会員による紹介(口コミ) |
| 商品の届き方 | メーカー→問屋→お店→お客さん | 会社→会員(直接届くことが多い) |
| 紹介した人の報酬 | なし | 会社の報酬プランにもとづいて支払われることがある |
報酬の考え方
多くの会社では、紹介によって広がった商品の流通量に応じて、会社が決めた報酬プランにもとづき報酬が支払われます。
報酬の仕組みは会社ごとに大きく異なります。また、報酬を得られるかどうか、いくらになるかは人によって大きく異なり、多くの人が大きな収入を得ているわけではありません。「必ず稼げる」という話には注意が必要です。
法律上の扱い
ネットワークビジネス(連鎖販売取引)そのものは違法ではありません。ただし、特定商取引法で次のようなルールが決められていて、守らなければ行政処分や罰則の対象になります。
- 勧誘の前に、勧誘であること・会社名・商品の種類を伝える
- うそを言わない、大事なことを隠さない
- 威圧したり困らせたりして契約させない
- 契約前・契約時に書面を渡す
- クーリング・オフ(契約書面を受け取った日などから20日間)を認める
一方、商品の流通がなく、お金の配当だけを目的とする「ねずみ講(無限連鎖講)」は、法律で全面的に禁止されています。
よくある誤解
「ネットワークビジネス=ねずみ講」
法律上は別物です。詳しくは「ネットワークビジネスとねずみ講の違い」で解説しています。
「やれば誰でも稼げる」
成果は人によって大きく異なります。収入を約束する話は、法律上も問題になることがあります。
「一度入ったらやめられない」
クーリング・オフや中途解約の仕組みがあり、やめることができます。
まとめ
- ネットワークビジネスは、会員の紹介で商品が広がる販売の形
- 法律上は「連鎖販売取引」として、特定商取引法のルールのもとで行われる
- 報酬の仕組みや成果は会社・人によって大きく異なり、収入は約束されない
※本記事は一般的な情報の提供を目的としており、特定の会社への参加や商品の購入を勧めるものではありません。会社の情報は記事末の出典の確認日時点のものです。法律・制度の詳細は消費者庁などの公的機関の情報や、各社の正式な資料でご確認ください。収入や成果を約束・保証するものではありません。





